長崎を拠点に活動している劇団RAWWORKSです

ブログ/2021-02-14

Top / ブログ / 2021-02-14

リーディング・セッション『五重塔』

画像の説明

今更ですが、明けました。
今年もよろしくお願いいたします。

一昨年からボチボチと取り組んでいる次回作『イクゼ!極楽!』
これは幸田露伴氏の小説『五重塔』を原作にしています。

まだ芝居の方向性にウネウネしていたら、長崎市から古典を題材に
リーディング公演のお話をいただき、『五重塔』を上演することになりました。

『五重塔』は、名もなき大工が五重塔を建立する物語です。
そして僕の実家は代々大工をしています。昔、酔っ払った土建屋さんが
「俺は地球を削って作品を作るアーティストだ」と言っていて、酔った頭でなるほどなぁと思う反面、何だか寂しい気持ちになりました。

そんなことは関係ない話ですが、とにかく僕は
自分のルーツを描く芝居を作ろうと考えて『五重塔』を選んだ訳です。

芸事に携わる人と大工って共通するものがあるように思います。
形に残る残らないという違いはあっても、そのルーツは似たものを感じます。

西洋で城を作っていた石工たちは、城の内部構造を詳しく知っている為に
誘拐や買収の標的になり、雇い主から暗殺される危険を常に感じていたそうです。

実際、城が完成したら石工たちはその場で殺されたこともあったそうで、
石工は自身の安全を確保するために独立した団体を作り、
それがフリーメイソン(自由な石工)の始まりとか。

それは日本も同じで、城を作った大工は自分たちしか知らない抜け穴を作り、
城が完成したらいつでも逃げられるようにしていたそうです。

つまり城大工は決して定住できない人々で、
芸能に携わる人と同じように、漂泊する人だったと言われています。

それなら、大工の家に生まれ、木に囲まれて育った僕が、
祖父や父、そして僕の根幹に何があって、何で芸事に関わる人生を
歩むようになったのかを探ってみようと思います。

RAWWORKSという名前で芝居を作るようになって10年経ち、
一応10周年記念公演と銘打つ予定の『イクゼ!極楽!』は、
このご時世いつ上演出来るか分かりませんが、リーディング公演『五重塔』を
まずは見て聞いていただき、『イクゼ!極楽!』と合わせて見ていただければ
また面白いんじゃないかなと思います。

リーディング・セッション
【観る文学 聴く演劇】
上演作品『五重塔』
作:幸田露伴
日程:2021年3月7日(日)
会場:出島和蘭商館跡内乙名詰所
問い合わせ:市民生活部 文化振興課



コメント


認証コード(7768)

powered by Quick Homepage Maker 4.81
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional